足音のバラード

昨日の仕事帰り、久しぶりに栄町のBARへ。
先にカウンターに座ってピザを頬張るレーサーのお客さんとしばし談笑して店を出てその風景を見て思う。
そう全てはこの店とこの細い裏通り、そこで知り合った人々との関わりから始まったんだ。
30数年前の若かりし人々の顔とモータウンサウンドが頭に浮かぶ。
月の形のネオンサインにありがとうさんとつぶやいた。

アトリエは秋物の企画の最中だがまだはっきりと筋書きが見えないのでのんびりゆっくりと。
雀たちは来るけどお客さんは来ないなあと思っていたら東京から顧客様、そして小樽から札幌の百貨店催事の顧客様が来てくださった。お二人に作った服をたいそう褒めていただきとても嬉しく思う。
遠く離れた街で僕らの服を着てくれている人がいると思うと、細い路地裏で店を始めた頃の夢はとっくに叶っていることに気づいた。そしてまたその頃に戻っているような気がした。

マウリは連日の猛暑で少々バテ気味だが十分に僕の心を癒してくれる。
愛の塊のような彼には本当に頭が下がる。
小さなあなたの足音は僕には心地よいバラードに聞こえる。
いつも、毎日、ありがとうさん。
今日は沖縄戦から80年『慰霊の日』。
戦没者の哀悼と平和を心より祈ります。
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